出産を振り返る
[産後のココロ・1ヶ月迄]
6ヶ月前の出産。
そう言えばあのときのことってちゃんと書き記してなかったんですねー。
あれから半年が経つことですし
改めてゆっくりと振り返ってみたいと思います。
5/19の朝、ふと目覚めた瞬間ハッとしました。
なにかが流れ出ている感覚があったんです。
急いで確かめてみると、やはりパジャマとふとんが濡れている。
どうやら破水した様子。
すぐに起きて病院に電話すると
「入院の準備をして病院へきてください。」という指示で
さっそく向かうことになりました。
まさか破水からスタートするだなんて思ってもみなかったから
ちょっとびっくりでした。
その前日にものすごい食べ過ぎていたので
だからお腹がパンパンになって破水しちゃったんだろうか…
なんて、そんなことばかり考えていました。
そんなことはないんでしょうけどねぇ。
わがやから車で15分ほどの病院に着くと
即診察室に通されて即内診。
流れ出るものが羊水なのかどうかをリトマス試験紙のようなものでチェックし
改めて羊水であることが確認できたので、そのまま入院ということになりました。
このとき、ひとつおもしろかった出来事が。
診察室のある診察棟から病棟まで車イスで移動させられたんです。
「一応決まりですから。」と言われ、否応なく車イスに乗せられる。
安静にしていなければいけないのは分かるけど
その後何度も病室とトイレとを歩いて往復していたので
あのときの車イスに乗る必要があったんだろうか…と
その意味をまったく理解できませんでした。
しかしながら、思いがけない車イス初体験となりました。
入院したのはお昼前。
まずは自然に陣痛が始まるのを待つことになりました。
ときどき看護士さんがやってきて
分娩監視装置をつけたり体温を測ったりで状態をチェック。
あとはひたすらベッドに横になっているだけ。
ベッドに寝ているだけではヒマで仕方なくて
夫と妹におしゃべりの相手をしてもらいながら過ごしました。
途中、夫にはアロママッサージをしてもらったりもしました。
そんなことをしながら、あっという間に面会時間終了の21:00。
そこからはひとりきりになりました。
あのときはとっても心細かったです。
夜中近くになって
なんだか少しお腹が痛くなってきた気がして
見回りに来た看護士さんに声をかけました。
もしかしたら陣痛がはじまるかもしれないし
大部屋の病室ではなかなか落ち着かないでしょう、ということで
そこからいそいそと陣痛室へ移動。
夫へも連絡し、とりあえずやって来てもらいました。
ところが、少々の痛みは定期的にあるものの
陣痛らしき本格的な痛みはまだなくて
そのまま陣痛室にて朝を迎えてしまいました。
この時のわたしは、陣痛というものがどんなものなのか
さっぱり分かってなかったんですからねぇ。
翌日(5/20)早朝から陣痛促進を開始。
陣痛を誘発する錠剤を飲みはじめました。
1時間毎に飲むことを繰り返すこと3回。
それでもまだ強い痛みはやってきません…。
今度は点滴という形で陣痛促進剤を使うことになりました。
1時間おきに様子を見にきてくれて
少しずつその量を増やしていきます。
徐々に徐々に痛みを感じるようになってきましたが
それでもわたしはまだ平気な状態。
その様子を見ていた夫は、看護士さんに
「もっとがんがん増やしちゃってください。」なんていう始末。
実は夫は、翌朝には出張を控えていたのです。
大量の促進剤を使うことは本意ではなかったけれど
おたがいに立ち合いでの出産をしたい気持ちが強かったので
促進剤の量を増やしていくことにしました。
そして、本格的な陣痛がはじまったのは15:00頃。
このときは夫は一時帰宅していて
わたしひとりで陣痛に耐えていました。
ガーッと押し寄せる強い痛みと
不思議なくらいにサーッと引いていくその痛み。
その繰り返しが陣痛というものなんですねー。
そのあたりはまだケイタイで日記を更新するくらいの余裕がありまして
陣痛の合間のちょっとした時間でケイタイに向かっていたのです。
そして夫が戻ってきたのは夕方のこと。
そのあたりからの時間の経過はよく覚えていません。
何十回と、いや何百回と陣痛の波を繰り返し
ひたすら子宮口全開となるまでの時間を過ごしました。
リラックスして過ごせるように
陣痛室にはいろんなものを持ち込んでいました。
飲みもの、食べもの、ソファー(クッション)、アロマポット、CDなど。
もちろん事前にバースプランという形で病院側には伝えていて
すべて許可を取っていたものばかりです。
それらの音も香りも味も、フルにわたしをサポートしてくれました。
持ち込ませてもらって、本当によかったです。
20:00頃には子宮口が5cm程度と言われ
「まだそれだけなの?!」と思いつつ
そこからも何度も何度も陣痛を繰り返して
21:00頃には9cmくらいになったと言われたような気がします。
その頃からいよいよ本格的な出産の準備。
分娩台ではないお産を希望していたので
そのまま陣痛室にいて
陣痛室内の畳の上にブルーシートを敷き
その上に医療用のシートなどを敷き
あとは自分たちが持っていったクッションも置きました。
夫は用意された手術着のような青い服に着替え、準備は完璧です。
本格的なお産がはじまると
自分が楽だと思う自由な呼吸をしながら、息みました。
夫に支えてもらいながらいろんな体勢を試し
工夫しながら、産む体勢を決めていきました。
そうやってようやく息みやすい体勢を見つけると
あとは陣痛の波に乗りながら、何度も息む、息む、息む!
そして2005年5月21日の0時36分。
3405gの女の子を生み出すことができました。
産んだら泣くのかな、と思っていたけれど
ひたすら「すごーい!」と叫んでいて
あとはずーっと夫と一緒にうれしくて笑っていたような気がします。
そういえば、産んでまもなくし夫と交わした会話は
「次のお産は、自宅出産がいいよねー。」
でした。
お産の直後にまた産みたいと思えたのってステキなことだと思います。
今回の出産は本当にすばらしい経験でした。
本当にたのしかったです。
でもそんな風に思えるのは
いろいろな理由があるからなんだと思います。
ここ数年カウンセリングを学んできたおかげで
自分の気持ちをコントロールしやすかったということ。
夫がコーチングを学んできたおかげで
出産中にもそのメンタルコーチングが立派に機能し
励まし方が並大抵ではなく、最高に上手だったこと。
マタニティヨーガをやっていたおかげで
出産のイメージをリアルに描けていたことと
いつのまにか自然な呼吸法が身についていたこと。
でもやっぱり一番感謝しなければいけないのは
わたしたち夫婦が自然なお産をしたいと思うきっかけになった
すでに自然なお産を経験している友達がたくさんいたということ。
そういったご縁に本当に感謝です。
こうして改めて振り返っても
やっぱりとってもステキなお産だったなぁ。
わたしたち夫婦らしい、いいお産だったと思います。
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